効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

超マイクロ発電

主治医に勧められて、心臓トレーニングを受けることとなり、これまで2回受診した。2回とも現在の身体の状態がどのようになっているかのチェックだった。その時には、心電計の端子を一杯身体に付けて自転車のペダルこぎを20分ほどする。最初は負荷が非常に軽いところから始めて、少しずつ負荷を上げていく。その時に気がついたのだが、回転数と負荷に応じて発電をしているらしく、車輪のない自転車もどきの表示板に発電量が表示される。せいぜい数十ワット。これはどこかで消費されているはず。この消費を蓄電池の充電に使うとすれば、携帯電話の充電くらいであれば使えるのではないかと思った。医療用だから余計なことはしないだろうが、このように極めて小さいが利用できるエネルギーが身近にあるということを考え始めた。例えば、お店などで人が頻繁に出入りする扉で人が押したり引いたりして開け閉めするものは、扉が自動的に閉まるときには何らかのブレーキを使ってゆっくり閉まるようになっている。この閉まるときのブレーキを発電に使えば、それを蓄電池に貯めるに値するほどの発電ができるだろう。あるいは、ゲートのある駐車場の入口出口は、自動車はゆっくり通過する。この通路の一部が自動車の重みで下がるようにして、その力で発電機を回転させることもできるだろう。東京駅で改札を通る人の足の圧力で発電する実証テストが行われていたが、結果が広く応用されているようには思えないが、このような小さな発電を積み重ねると意外に大きなエネルギーになるのではないか。お遊び的発想だが、携帯電話や消費電力の小さいLED照明などが普及しているとき、その電源としての利用には社会的価値も大きいと思うのだが。