効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ラスベガスと再生可能エネルギー

カジノがあり、娯楽施設もさまざまなものがあるラスベガスは不夜城と言われる。ということは、ここで消費される電力は膨大なものとなる。周り一帯は乾燥地域で、「砂漠のオアシス」のようなラスベガス。そんなラスベガス市が実は再生可能エネルギー100%を目指しているということだ。今年4月に出されたレポートには2015年における米国太陽光発電の導入量の大都市(メトリポリタン)別ランキングが取り上げられている。ラスベガス市は、何とカリフォルニア州のサンフランシスコ市を抜き10位にランキングされていた。同レポートによると、ラスベガス市は公共用建物、コミュニティセンター、消防署、公園などの市所有の建物。に合計6.2MW分の太陽光発電を導入済みで、さらに(市内における)一人当たりの太陽光発電平均導入量は94Wで7位にランキングされている。同市の「再エネ100%ゴール」をサポートするのは、連系出力100MW(パネル容量124.8MW)のメガソーラーである。現在、SunPower社がネバダ州のボルダー市に建設し、この秋から稼働することになっているが、ここからの電力を市が購入することになっている。さらにラスベガス市は、ニューヨークに拠点を持つEnGoPLANET社とパートナーシップを組み、独立系太陽光発電と歩行者の運動エネルギーを活用するLED街路灯をアート街と知られているボルダープラザに導入すると発表している。地元のエネルギー源も徹底して使おうという姿勢を示しているようだ。街路灯にはモーションセンサーが設置されており、歩行者がいるときは必ず電灯が灯り、誰もいない時は電力を節約するようになっているらしい。街路灯は電灯を灯すほか、センサーで空気の質、温度、湿度、モニターで交通量を測るなど役に立つ情報もクラウドを通して提供する。さらに、Wifiホットスポットスマートフォンなどの充電用にUSBポートも備わっている。日本でもこの部分は真似ができるだろう。