効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

無線給電

KDDIはOssia社と共同で、室内に点在する複数の機器に対して同時に電力を供給できるワイヤレス給電技術「Cota」を開発した。送電装置から10mほど離れた複数の端末に、それぞれ最大1Wを供給できることを特徴にうたう。スマートフォンやスマートロックに対する給電ができる。室内に点在する複数の機器に対して同時に電力を供給できるワイヤレス給電技術だ。受電端末が動いていても、給電可能だという。同技術を携帯電話機やウエアラブル端末の他、スマートロックやサーモスタットをはじめとするIoT機器への適用を目指している。Cotaでは、数百基のアンテナを使って、マルチパスで電力を送信することで、個々は微弱でありながら、受信点で大きな電力を得られるようにしているということで、アンテナがあることが前提になる。受電端末で受ける電力が最大になるように2.4GHzの送電電波を発するというが、他の通信に障害を与えることはないのだろうか。また、人体にどのような影響が出るかも心配だ。アンテナの指向性で電波が集中しないところにいれば良いのかもしれないが、1Wの電波をまともに受けたら心臓のペースメーカーなどはトラブルかもしれない。これから増えるセンサーの電源に電波で充電できるのは大きな利点があることは確かだが、まず安全第一で商品化を進めてほしいものだ。