効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

有機LED

発光効率が高いということから、従来の白熱電球や蛍光灯を駆逐しつつあるLEDは、緑、赤、青を発する光半導体を組み合わせてできている。その組み合わせと出力の制御によって色調や明度を変化させることもできるので、これから普及は加速するだろう。この分野で興味ある有機LEDの発明についての発表があった。ドイツとスペインの学者が、有機成分で作られたLEDの製法を開発したそうだ。これは従来型のLEDで単色を発光するものを3色の発光をするゴム状の有機LEDで包んでやると白色を発光するもののようだ。これは発光するタンパク質を使うという。半導体LEDは希少金属を使うために、長期的には資源の制約があり、リサイクルも難しいという。だから、希少金属の使用量の少ない無機半導体でできたLED一つだけを使った有機LEDを作ることができれば、環境負荷を下げることにもなり、価格も引き下げることができるという。これがいつ頃商品化されるかについては報じられていないが、興味ある手法だという印象を受けた。