効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

自然エネルギー学校

今日午後、奈良県文化会館で開催された「自然エネルギー学校なら」に出席した。学校の生徒になったわけではなく、この会合を主催したのが地域未来エネルギーで奈良なので、その顧問という立場を利用して闖入したのだ。世話をするスタッフも含めて20人を切る小さなセミナーだったが、講師は京都大学大学院経済学研究科博士課程に在籍する井上博成さんで、話された内容は、ご自分が関わっている飛騨高山での木質バイオマスの利用プロジェクトと、地域の動きが具体的にわかるものだった。一部専門的な部分もあって皆さんが理解できたかなと思う部分もあったが、最後にファイナンスについてワークショップがあって、事業として成立させるのが大変だということを理解させてもらった。奈良には森林が多いことから、木質バイオマスをエネルギーに利用しようとよく言われるが、簡単な話ではないということを改めて認識する機会となった。来年3月には、西粟倉村へでかけて、バイオマスと小水力発電などについて1泊2日の現地訪問が計画されている。興味はあるものの、体力的に無理だし、迷惑をかけてもいけないのであきらめることにしている。太陽光発電一辺倒から早く脱却しなくてはならないのだが、それ以外の再エネの利用にある障壁レベルをどのように引き下げるかがこれからの課題だと再確認した。