■

• バイオマス発電

このところバイオマス発電がよく報じられる。エネルギーの地産地消という観点で、小水力発電と並ぶものと受け取られているのだろう。だが独立したシステムを作り上げるのが難しいのは、これまでもよく述べてきた。そこへ、石炭火力発電の燃料に木質チップを使おうとするプロジェクトが報じられるようになっている。石炭に混ぜることで二酸化炭素の排出量を抑制しようとするものだ。原料の調達が円滑にできればかなりの量を消費できるだろう。ただ、中には、輸入したチップを利用しているものもあるようで、このようなやりかたは偽装だと言ってもよいだろう。国産のチップの利用を義務付けても良いのではないか。