効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

難民に過酷な冬到来

シリアからの難民がヨーロッパに押し寄せている。ニューヨークタイムズからのメール情報を見ていてなるほどと思ったのだが、障壁を苦心して通り抜けるとか、警官に捕まらないように苦労するとかということは、それに遭遇する人達が何とかそれぞれ苦心して国境を越えて移動しているのだが、間もなく難民が多く通る経路にあるバルカン半島地区に冬がやってくる。避難施設に入ることのできた人達であっても、そのほとんど全員がこの寒さを避けることはできない。昔日本人がシベリアに抑留されて、酷寒の中で多くの人が命を落としたが、難民の場合、幼い子どもも多い。冬の何ヶ月をどのようにして生き延びるのか、想像することも難しい。今の難民の数から見て、食糧も不足しているのに加えて、身体を温める衣服すら行き渡っていない。支援が大規模に行われたとしても、それが適切に分配される保証は何処にもない。奈良は今日も昨日と同じ快晴で快適だったが、間もなく我々も寒さに肩をすぼめて歩くようになるとはいえ、コートもあり暖かい家もある。その同じ時に明日の命が分からない難民の数がどんどん増えている。厳しい冬の到来に世界がどのように対応するのだろうか。自分たちが関わっているユニセフにとっても手に余ることだろう。