効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

廣島原爆の日

今朝、テレビで特別放送された廣島に落とされた原子爆弾によって亡くなった人達の慰霊式典を最初から見ることができた。廣島も酷暑だったろうが、参列者の中には黒い服に黒のネクタイを締めた人も多かった。100ヶ国からの人が参加しているという説明があったが、米国のケネディー日本大使も参加していた。原爆が投下された当時、自分は母親の実家に疎開していたが、新型爆弾が落とされたと言うことを聞いた記憶しかない。それより前に岡山市に大空襲があったが、疎開先が山で岡山市街と分離された地域だったので、大量に投下された焼夷弾の束が、途中でぱっと開いて落ちていくのを花火みたいだと言ってひどく叱られた記憶の方が生々しい。広島に続いて3日後の9日に長崎に原爆が投下されたのだったが、これを回避することができる可能性もあったのに日本側の終戦の決断が遅れたことが、さらに悲惨な被害を積み重ねることになったのだという。歴史が示すこの惨事も、核拡散防止条約の締結に結論を出すだけの力がないとすれば、人間は自らのドグマによって破滅する可能性も有る。同じことが原子力発電についても言えるかもしれない。広島や長崎での記録として最近公表されるようになった残留放射能の問題は、原発事故にもそのまま当てはまる。人が学ぶ力には限界があるとしか言えないような気がする。
今日は100回目を迎えた夏の高校野球の開会式の日でもあった。