効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

岡山県・235MWの巨大メガソーラー

戦時中の昔疎開していたのが岡山県児島市。山遊びに行くと眼下に広がるのは塩田だった。そこへ米軍の戦闘機が飛来してきたのを見て皆道路脇の溝に飛び込んだのだが、どうも飛行機が目指していたのは塩田。塩田を滑走路だと見たらしい。塩田に向かって機銃を乱射して飛び去った。山の上からは見えなかったが銃弾の痕跡くらいしか残らなかっただろう。このような塩田跡に大規模なメガソーラーが建設されようとしている。岡山県瀬戸内市の市有地である「錦海塩田跡地」を借りた瀬戸内Kirei未来創り合同会社が約235MW規模のものを設置するのだそうだ。同発電所で発電した電気は、サイト内の100カ所以上に配置されたパワーステーションを経由して、サイトの北側の電気管理棟に設置された主変圧器に集められた後、16キロメートルにもおよぶ地下送電線を通じて中国電力の変電所に送られる。この発電所は2013年4月に構想が発表されてから、事業用地の所有者である瀬戸内市と施行協定や土地賃貸借契約を締結し、再生可能エネルギーの普及だけでなく地域の発展、安全安心、自然との共生を目指して2014年より事業が進められてきたということだ。余計な心配かも知れないが、塩田は海面とほぼ同じ低地にあるから、台風などの時に海水が上がってくることも想定しなくてはならない。どのような対策が講じられたのだろう。瀬戸内海にはまだ未利用の塩田は残っているだろうから、ソーラーの設置は続くかも知れない。