効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ソーラーインパルス

3月15日にここで紹介した太陽光だけをエネルギー源として飛ぶ飛行機「ソーラーインパルス」が、4月21日の早朝、5か所目の経由地中国内陸部の重慶を出発し、1300キロ余り飛行して、その日の深夜に南京の空港に到着した。報道によると、計画の発案者で飛行機を操縦するスイス人の冒険家、ベルトラン・ピカールさんは、「16時間飛行して、半分は夜間だったが電池も十分あり、あすにも飛行できる状態だ。この技術が飛行機だけでなく、あらゆるところに活用できることを知ってもらいたい」と述べたとのこと。次の経由地はハワイで、5日間連続して飛行することになるようだから、世界一周に向けた大きな山場となる。この長旅への出発は5月上旬の予定。飛行機よりもパイロットの体調維持が重要な要素ではないかと思う。雷や暴風雨に遭うと墜落するおそれもあることから、飛行に適した気象状況を慎重に判断して出発日を決めるそうだが、無事にこの長距離ノンストップ飛行を成功させてほしいものだ。太陽光発電と蓄電池の組み合わせが、多方面で考えられることを認識させるプロジェクトになる。