効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ホンダの小型ジェット

だいぶ前に書いたことのあるホンダの小型ビジネスジェット機。ホンダが米国で開発してきた「ホンダジェット」が23日、日本上空を初飛行し、羽田空港に着陸した。開発初期には、胴体に取り付けるのが一般的なエンジンを主翼の上に載せるという常識を破る設計で、うまくいかないのではないかと言われたものだ。これで空気抵抗を大きく引き下げることができ、また客席のスペースを広く確保できて7人乗りとなっている。創業者の故本田宗一郎氏が1962年に航空機への参入を宣言してから半世紀余りで夢が実現したことになる。ホンダイズムの真骨頂だろう。本田さんが乗用車への参入を言った時には、バイクメーカーにできるはずがないと言われたように、それを超える航空機まで実現したというエネルギーは凄いものだ。創業者の夢を実現させようと後継者が頑張ったのだろう。しかし、皆が成算ありと信じさせるオーラが本田さんにはあったのだろう。自転車に取り付ける小さなガソリンエンジンでスタートした町工場が、ここまで成長したことは、いろいろな業界が見倣わねばならない経営者魂だと言える。世界の中での日本の事業経営がいろいろ言われているが、夢を抱き、従業員に納得させる経営者が必要なのだろう。