効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

断熱フィルム続報

先の2月14日に、消費者庁が断熱フィルムの製造販売会社2社に対し、断熱効果に根拠がないとして、景品表示法違反で措置命令を出す方針を固めたことが報じられているのを書いたが、その措置命令に対しこの2社が、国を相手取って命令の取り消しと3億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすとともに、命令の執行停止を申し立てていた。これについて東京地裁は2015年4月20日付で命令の執行を停止する決定を下した。措置命令を出したことに対して疑問があるとしたことになる。この2社は、製造・販売するフィルムのパンフレットやウェブサイトに「透明のフィルムを窓ガラスに貼るだけで冷暖房効率が30〜40%アップ」などと示していた。こうした宣伝に対し、消費者庁は2013年9月、「表示などに問題がある」と指摘したものだ。今回の執行停止で、一審判決が出るまで命令の効力は停止する。透明フィルムであっても樹脂だから、断熱効果があることは確かだが、この2社がいう30〜40%アップかどうかは、一般には確認しようがない。自分も断熱フィルム2種類を買ってあるが、まだ時間がなくて取付ができていない。工作としては2枚のフィルムの間に若干の隙間ができるような工作を、たるみが出ないように貼るにはどうすれば良いかを思案中だった。一枚を貼り付けるだけなら作業は簡単だが、何とか1ミリ程度の隙間を維持する透明な支柱を入れる方式にしたいと考えている。掃き出し窓の大きな面積でたるまないようにするのは無理かなとも感じているが。