効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■三菱航空機の最新試験機が初飛行

 三菱航空機が開発中の国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の最新試験機が愛知県営名古屋空港で初飛行したと報じられている。これから、運航に必要な国の認証取得に向け、国土交通省パイロットによる米国での飛行試験へ早期投入し、終盤に入った開発を加速させる段階に入ったようだ。当初開発に入った段階では、2013年に量産初号機が納入される予定であったが、2020年1月現在も形式証明(TC)取得ができていない状況にある。 機体は昨年6月の完成を予定していたが、部品の不具合があって今年1月に完成がずれこんだものだ。令和2年半ばとしていた初号機納入延期が6度目になっている。現在は令和3年度以降の納入を目指しているとのこと。

 これより小型のジェット旅客機はホンダが開発したものが商品化されてからかなりになる。乗員も含めて7人乗りのビジネスジェットだが、2015年(平成27年)12月に連邦航空局(Federal Aviation Administration :FAA)から型式証明を取得した後、北アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、東南アジア、中国およびインドに販売サービスネットワークを拡大している。ジェット旅客機という範疇で言えば、スペースジェトはホンダの後塵を拝していると言えないこともない。ホンダのジェット旅客機は、ターボエンジンが翼の上に搭載されているなど、非常に個性があり、使いやすいものとして世界で受け入れられている。

 三菱航空機は当初獲得していた幾つもの航空事業者からの発注がキャンセルされているだけに、今度は失敗が許されない。今回の初飛行を踏まえて、機体を米国の試験拠点に移動させる時期を決める方針だという。ボーイング社の旅客機が制御装置の問題で飛べなくなっている現在、それに代わる機材として採用されることを期待したい。

 

 

-------------

猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form