効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

断熱フィルム

DIYの店に行くと、いろいろな断熱フィルムが販売されている。包装材に使われる、いわゆるプチプチのフィルムは、空気の泡が封入されているために断熱効果が高いことは分かるし、これを窓に貼り付けて効果があることを確認していた。だが、薄い一枚のプラスチックフィルムだけの場合、その素材の熱貫流率はプチプチより遙かに大きいはずだし、窓ガラスに直接貼り付けるとすれば、窓ガラスの温度はそのままフィルムを素通りすると考えられる。本当に効果があるのかと思いながら、この間透明フィルムを買ってきて、貼り付けの準備をしていた。ところが、消費者庁が、窓ガラスに貼るだけで冷暖房の効率が大幅にアップするとして大学や公共機関などに納入されているガラスフィルムについて、断熱効果に根拠がないとして、フィルムの製造メーカーに景品表示法違反で措置命令を出す方針を固めたことが報じられているのを見て、矢張りと思いながらも、何か工夫して、フィルムをガラス面から2〜3ミリ離して間に空気が入るようにした張り方をしてみようと思っている。空気の熱貫流率は低いし、うまくやれば、複層ガラスよりも断熱効果が出るかも知れない。ガラスの方がよく熱を通すからだ。空気が間に入っているかどうかで、断熱効果は大きく差が出ることは間違いない。ただ、垂れ下がったりしないように取り付けることができるのは、小さな窓だろうが、それでも見栄えが悪くならないようにするにはどうすれば良いか、考え始めている。赤外線を反射するコーティングをした窓ガラスも断熱効果は普通のガラスと同じなのだが、勘違いしているケースが多いようだ。