効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

障子の張り替え

夏休みを利用して東京などから泊まりがけで子ども達の家族が来てくれる。いつもはほとんど使っていない部屋も使うので、まず空調をチェックし、次に始めたのが猫と風に破られた障子の張り替えをした。これまでに張り替えは何度もやっているから手順は分かっているが、まず水洗いして古い障子紙を外してから少し乾燥させ、新しいのを貼る。貼るのを始めたら一気に済まさないと糊が乾いてしまうので気を付けながらやったのだが、最初台に載せないでやったら立ったり中腰になったりすることになり、暑さも手伝って一枚済ませたところでへばってしまった。残りの一枚は明日に作業をすることにする。張り替えの済んだものを見て、これは日本文化の極みだなと感じている。木枠は年を経ても趣が出るし、そこに新しい障子紙を取り付けると、障子全体が生き返ったという感じがする。洋風の扉では、塗り直してもこのような新鮮さは感じられないだろう。しかも、障子紙は熱を通しにくく、窓ガラスの内側に取り付けるから、その間に空気層もあって熱が伝わりにくい。日本の穏やかな気候に適した家の建具だと思う。畳も張り替えはできるし断熱効果が高い。この仕組みをうまく利用して熱効率の高い和風建築を設計できるに違いない。明日はいま感じている腰の痛みが悪化しないように気をつけなければ。