効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

オケラ参りとLED

知り合いから教えて貰った情報だが、昨年末八瀬天満宮であった恒例のオケラ参りで、小水力発電で点灯したLEDが活躍したそうだ。マイクロ水力といった方が適切かもしれない。神社の参道の傍を流れる小川に毛が生えたほどの水路に、3基のミニ発電機が設置され、LEDで点灯する行灯が暗い道を照らして、参詣する人達の足下を照らして微笑を誘ったという。一基の出力はせいぜい数ワットだろう。オケラ参りは火縄を持って、火が消えないように振り回しながらお詣りするというが、殆ど照明がなく歩くのが簡単ではないそうだ。地域の人の発案に、伏見工業高校の学生さんが支援をして、地元の子どもたちも作業をして、自転車の車輪リムに羽根を溶接して取り付けた羽根車の回転軸に小さな発電機(自転車の前照灯をつけるための発電機程度のものか)が設置されたのだ。この形式の発電機のことは前にここでも紹介したことがあるが、高度な技術を必要とするものではなく、今回の場合神社が許可してくれるかどうかが鍵となっただろう。このようなプロジェクトは地域の人達の意識を一つにする効果が大きいはずで、今回のものも次回は台数を増やす計画があるようだ。再生可能エネルギーの利用にもこのようなものがあることを紹介した。全国何処ででも手作りできるものとして普及してほしいものだ。