効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

同じ畑で落花生作りと太陽光発電を両立

今度は落花生の話だ。農地は農業以外で収益を得ることが禁じられているが、農林水産省が昨年3月末、再生エネの普及を目指して規制緩和したことが、農業を活性化させる一つの要素になるかもしれない。植物の光合成は太陽光をすべて使い切っているわけではない。光が十分に強くなると、それ以上いくら光を当てても光合成量が増えなくなる。この光の量を「光飽和点」と呼ぶ。この光飽和点の分を確保し、余った光を発電に回せば、影ができても作物の収量には影響しない。農業と売電の両立が可能になる。ただ、太陽光発電については、FIT、固定価格買取制度の設計が問題になっていて、このような農業との絡みについても大きな障害になる可能性がある。あまり一つの解をだそうとするのではなく、影響をいろいろな角度から把握した修正をしてもらいたい。