効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

オーストラリアのエネルギー政策の変化

オーストラリアは、石炭、天然ガスを大量に保有する資源国だが、このところエネルギー資源への世界的需要が停滞しているため、その産業市場を活性化させようとしている。その一環として、国内エネルギー資源産業の規制緩和を進める一方、再生可能エネルギーへの支援策をカットしようとしている。いま新しいエネルギー政策の素案が示されたようだが、新政権は、国内資源産業の活性化に力点を置き,輸出を促進する政策を導入するようだ。そのあおりを受けて、再生可能エネルギーやエネルギー効率化に向けた支援が見直されて減額され、それが資源輸出促進策の方に振り向けられるようだ。遅ればせながらオーストラリアが二酸化炭素排出に向けた政策を推進しようとしているのを評価していただけに、落胆を禁じ得ない。オーストラリアの資源を日本は多く買っているから、歓迎されるのかもしれないが。