効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

GEとLED照明

昨日法事から帰る電車の中で読んだ雑誌の記事に、GEが白物家電というこれまでの主力商品の事業から撤退し、スウェーデンエレクトロラックスに売却することになったことが出ていた。これ自体は既に知っていたが、その記事の中で、家電と同じ部門に属する照明事業はGE社内に残すことになったということに、それはLED照明があるからだろうと思ったが、その通りだった。その記事では,企業向けの分野での需要拡大が期待できるからで、LED照明を使う完全人工光型の植物工場で天候に関係なく毎日1万株のレタスを収穫できる設備を宮城県多賀城市に開発したという。植物工場がこれから普及するだろうと思っていただけに大きく肯くと同時に、それに続くLED照明システムを情報伝達の媒体として使うのも視野に入れているという説明にも、我が意を得たりだった。エネルギー効率の高いLEDを使った照明は、明暗の調整だけでなく、色を変化させることもできるため、生物の成育条件をコントロールできることに加えて、人間の目には分からない速度で点滅させ、その度合を情報伝達できるように同期させることで、可視光通信ができる。ここでも書いたことがあるが、その応用分野は極めて大きいだろう。これまで、スマートグリッドを構成する要素として、相互に通信する家電機器を開発するのではないかと思っていたのだが、それはなさそうだ。だがLED照明の応用でどのような市場を生み出すのか、大きな興味を抱かされた。
今日は気温も高くなく、快適な天気だったので、久しぶりに地域クラブが今日使っているテニスコートへ出かけ、ラケットの素振りをしたり、息が上がらない程度のラリーをさせて貰ったりして、大きく気分転換ができた。