効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ABBの高圧海底送電線

電気新聞からの情報丸写しするが、「スイスの重電大手ABBはこのほど、デンマークのドン・エナジーから、英国のバーボ・バンク・エクステンション洋上風力発電所向けの22万V交流海底ケーブルなどを受注したと発表した。受注額は約3千万ドルとしている。同発電所は、英国北西部のリバプールから数キロメートル沖合に位置するバーボ・バンク洋上風力発電所を拡張するプロジェクトとして、建設が計画されている。最大出力は25万8千キロワットと推定。2016年下期の完成が予定されている。同社は全長25キロメートルの22万V海底ケーブルや洋上変電設備用のケーブルに加え、全長32キロメートルの地中送電ケーブルと付帯設備を納入する。」
3千万ドルという受注額が公表されているのが非常に参考となる。これから日本でも海底高圧ケーブルが必然だが、このABBが受注したものが交流海底ケーブルだということにも興味がある。同じものを高圧直流でやればどのくらいのコストになり、送電損失がどれほど小さくなるかを比較対象として知りたいものだ。このような比較の数字を探しているのだが、検索が下手なために適当な情報がまだ入手できていない。コストと効率のトレードオフの実態を知りたいのだ。