効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日本生活協同組合連合会がPPSに

日本生活協同組合連合会が発表した所によると、電力会社「地球クラブ」を設立し、日生協が持つ物流センターの太陽光発電設備などで生み出した電力を外部に供給するという。9月以降に事業を開始することになっている。いまいろいろな業界で新電力事業(PPS)に参入するところが増えているが、生協がというのは新しい動きだと思う。まだ電力市場の自由化は50kW規模以上の需要家にしか認められていないが、2016年には全面自由化となる。その時に,多数の環境意識、地域意識の高い会員を多く擁する生活協同組合がPPSを始めていれば、顧客開拓は他業界のPPSよりもやりやすいだろう。企業が持つバイオマス発電や小水力発電も含め、出力5.7メガ(5,700kW)ワット分の電力を調達するということだから、出力が安定したものも含めた再生可能エネルギーを販売するのが中心のようだ。当面は組合の施設などに供給されから外部からは見えないが、この調達される電力の価格がどれくらいになるか、また、将来家庭用レベルの消費者にも供給するとすれば、負担する料金がどれくらいになるか、必ずしも明確になっていないようだ。まず着手というところだろう。