効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

戦争の遺産と洋上風力発電

英国で洋上風力発電が急速に伸びてきたが、そこに難しい課題が出てきたという。第二次大戦の時に海上に落とされた爆弾が不発のまま残っているのが沢山見つかったそうだ。それを避けようとすると、遠浅の外にある深い海底に建設しなければならず、これまでのように、沿岸に近いところに設置しようとすると、その爆弾が爆発する可能性があるらしい。それを避けようとすると、深い海域に設置せざるを得ない洋上風力発電設備の建設コストは大幅に上がることになる。英国の洋上風力発電増強への大きな障壁になる可能性があると報じられている。
このようなことが日本ではないだろうか。戦時中の昔、多くの都市が大空襲を受けたが、米国の飛行機は、標的の攻撃を終えると、身軽になるために残った爆弾を捨てていくという話をよく聞いた。これは事実だろう。だとすれば、日本の沿岸部に不発の爆弾が多く残っている可能性は小さくない。その有無について調査しておく必要があるのではないだろうか。