効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エネルギー自給の家

積水ハウスの社長がインタビューを受けた中で、昨年4月に発売した新商品、「グリーンファースト ゼロ」と称される環境配慮型の住宅がよく売れていると話していた。これは、太陽電池燃料電池の両方が設置されていて、断熱性能も高めていて、自宅で使うエネルギーの全量を自宅で生み出せるものだという。多分エネルギーではなく電力ということだろう。燃料電池の駆動には天然ガスかLPGが供給されているからだ。そして、蓄電池も設置されているはずだ。とはいえ、この電力が自給できる住宅が、昨年末の時点で注文の約6割がこれだったし、今年は7割を越えるだろうとしている。いかに新設住宅だからといってもこのシステムのコストは大きいはずだが、それを選択する消費者が多いということは、電力供給に不安を持つ人が多いということだ。3/11以前であればこのようなことはなかったはず。環境に高い関心を持つ人でも、電力を自前で全て賄おうなどとは考えなかったはずだ。これで今年の夏までに原発再稼働が実現しなかったら、既築住宅やオフィスでも同様な選択がなされるだろう。