効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

新潟で潮流発電

新潟県が22日に、日本海の潮流を利用した発電の実用化に取り組むために、粟島浦村漁業協同組合や装置を開発した日本大学と協定を結んだと報じられている。国ではなく県がイニシアティブをとっているのは珍しいのではないだろうか。粟島周辺の海域で潮流の強さや波の高さなどを調査し、2014年度から実証を開始するという。これだけ短時間で実証に入れるということは、日本大学が具体的なシステムを既に開発しているのだろう。発電装置は海に浮かべ、下部の水車を潮流で回して発電する。どの程度の発電規模か分からないが、系統に連系できる程度のもののようだ。漁協が協力するというのは、この種の発電装置の今後を考える時に嬉しい判断をしたと言える。これが先例となって、海に囲まれた日本で潮流や潮汐発電が加速されることを期待したい。どの位のコストがかかるのかも示されていないのだが、これに国が全く関与していないとすれば、これは地域が推進する自然エネルギー開発の良い見本となる。