効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

嵐山の小水力発電

昨日午前中、運転開始をしたJRの最初の電車で京都から高槻まで行ったが、途中桂川の増水を目にして、ただ凄い水量だなと思っただけだった。しかし、帰宅後、嵐山の渡月橋を川水が越えそうなニュースの映像を見て、その橋のすぐ傍に設置されているミニ水力発電設備が大きな被害を受けていないか心配になった。ある程度は仕方がないとしても、修復不能といったレベルでないことを祈るばかりだ。
全国ベースで考えても、このような事態に陥った小水力発電設備は多いのではないか。完全に水没すると制御系も水に浸かるから、修復できたとしても時間がかかるだろう。特に設備が外国製の場合には、部品の調達自体に時間がかかるし、適切な修理が現場でできるかどうか分からない。この辺りの情報がいずれ小水力発電推進協議会で集約されるだろうが、洪水は予測できるものだとしても、それによる影響を完全に避けるのは多分難しいし、それを実現しようとすればコストが大きいだろう。今回被害を受けた設備がどのような保険に入っていたかも問題として出てくるに違いない。克服しなければならない試練だ。