効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

EV充電器とペースメーカー

厚生労働省は27日までに、埋め込み型の心臓ペースメーカーが、電気自動車(EV)の急速充電器に近づくと誤作動する恐れがあると判明したと発表。同省は、ペースメーカーの添付文書に充電器への注意喚起を追加するよう製造業者に指示したようだ。対象となるペースメーカーは、心臓が小刻みに震える「細動」を取り除く機能のない機種。急速充電器を製造する業界団体などがペースメーカー25種類で実験したところ、細動を取り除く機能のない12機種で、充電器の電磁波の影響が出たという。充電器から53センチ未満の距離まで近づくと、リズムを整える電気信号が一時的に出なくなるなどしたという。急速充電器はガソリンスタンドなどに設置されている。家庭向けの普通充電器でも7.5センチ未満に近づくと影響の出る機種があった。報道記事のほぼ丸写し。
このように具体的な数字で示された距離を知ると、これから普及が促進される電気自動車が持つマイナス部分がよく分かる。いま電車の優先席でも携帯電話を使っている人が多いが、これに注意するのは車掌さんだけ。その前には携帯電話の電波が脳に影響を与えると言われたが、いつのまにか誰も気にしなくなった。これと同じことが起きないようにしなければ、この危険度は高い。充電器側で対応できるのか、ペースメーカーを使う人に電磁波の強さを示す簡易測定器を開発するのか。具体的な施策が急がれる。世界基準もできなければならないだろう。ペースメーカーだけでは済まないかも。