効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

グーグルと南アフリカ太陽光発電

南アフリカ太陽光発電を推進していて、2050年には発電量の半分は太陽光から得るという政策目標をもっている。そして遠からず太陽光発電からの電力コストがグリッドパリティー(系統から買う電力価格と同じになる)としている。その政策もあって太陽光発電プロジェクトが幾つも立ち上がっているが、その大きなプロジェクトの一つに世界的なIT企業であるグーグルが投資(1,600万ドル)すると報じられている。これまで、米国などで風力発電にプロジェクトを推進していたが、事業が消費する電力を再生可能エネルギーで賄わなければ社会から受け入れられなくなるという経営姿勢からだと理解していた。しかし、投資先が南アフリカということになると、将来急拡大するアフリカでの情報産業への関与をする機会として太陽光発電に目を付けたのかもしれない。あるいは、純水に利益を求めた投資か。エネルギー供給が不安定な南アフリカで、太陽光発電と蓄電池などとの組み合わせによって、大規模サーバーの電力供給を安定化させるという意図もあるだろう。その辺りの経営姿勢はもう少し情報を集めないと分からないが、南アフリカがこれから情報産業の集積地になる可能性が高まると言えるかもしれない。