効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

恩師逝く

中学で英語を教えてくださったS先生が亡くなられた。今日はお通夜。
中学での英語の最初の授業で音読をさせられたとき、貿易をしていた父から教わったとおりの発音で英語のテキストを読んだら、教室中が大笑いになった。すでに小学校で英語を勉強していた生徒も多かったから、親父の教えてくれたのは間違っている、しまったと思った。このときにこの先生の大音声が響いた。「君たちは何を笑っているか。この読み方、発音の方が正しいのだ」、という注意だった。これで救われただけでなく、以後は逆に、あいつは英語ができるということになったのだった。この先生の間髪を入れない指摘がなければ英語嫌いになっていたことは確かだ。生前にもこのことのお礼をお伝えしたが、今日も霊前で再度お礼を申し上げた。先生の一言が人生を変えたといっても良い。学校の先生の果たす役割は千差万別ではあるが、私にとっては万金の重みを持つものだった。