効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

音楽の夕べ

今日午後、大和郡山城ホールまで連れ合いとでかけた。ユニセフ活動を支援して下さる中学校の先生が招待して下さったのだが、奈良にある3つの中学校、春日中学、都南中学、三笠中学の吹奏楽部がジョイントコンサートを聴きに行ったのだ。ユニセフを支援して下さるということへのお返しの気分も自分にはあって、昨日鳥取での仕事から帰ってきたところということもあって、運転手役としてついていったのだった。中学生のバンドだから大したことはあるまいという気もあった。
ところが、演奏が始まると、それぞれに趣向をこらしたスタイルの音楽とリズムに乗せられてしまった。中学1年と2年で構成されている。3年生はもう卒業してしまっているのだから当然なのだが、それにしては結構堂に入った演奏をする。日本の小学校で吹奏楽を教えているところはあまりないと聞くので、1年生はこの1年間でここまでの演奏ができるようになっているということだ。30名から50名ほどのメンバーが、先生の振る指揮棒の強弱、テンポの緩急に見事についていっている。パーカッション部隊は、曲の途中で受け持つ楽器が変わるので、持ち場まで走っていって音を出し、すぐに次の楽器まで移動する。見ていても楽しい。
そこで思った。短時間の内にここまでここまで教える先生の苦労は大変なものだろうなと。一つの学校の中でも、パート練習をやりながらも、全体演奏をする時の場所を確保するだけでも一苦労のはずだ。先生も全部の楽器をこなせるわけではない。本当に頭が下がる気がした。しかも今日の最後には3校のバンドの2年生が中心に全部集まっての演奏があった。一緒に合同練習をするだけでも大苦労のはずだ。
部員名簿を見ていて気づいたのだが、ほとんどが女子生徒だ。男子生徒はこのような音楽をしないのだろうか。女子が多いのに気後れして入部しないのだろうか。
情操教育としての音楽しか頭になかったのだが、今日の大編成の演奏を聴いて、グループ意識、師弟、先輩後輩、伝統、音楽を通した歴史、繰り返しの練習など、教育としての重要課題が一杯あることにも気づいた。今日はいい勉強をさせて貰った。生徒達のエネルギーにも感激。
フィナーレの写真を一つ。通路にもプレイヤーがいる。