『北海道電力は30日、今冬の北海道での電力不足に備え、緊急時に企業などに電力使用を減らすよう求める「計画停電回避緊急調整プログラム」について、約31万キロワット分の契約を結んだと発表した。このほか検討中の顧客もまだいるという。目標としていた33万キロワットをほぼ確保できる見通しとなった。』と今日報じられた。何はともあれ良かったなという感じだ。だが、よくこれだけの規模を確保できたものだ。同じようなことを大規模におこなっているのがテキサス州で、風力発電の変動をカバーするのに発電所だけでは追いつけないときに企業に協力を求め、それに対応すれば電気代が安くなるなどのメリットを提供している。これは一つの大きなグループ契約となっている。今回の北電の場合、協力のメリットをどのような形で与えているのだろうか。そのやり方次第では、さらなる風力発電の導入も可能となるはず。標準的な契約モデルを設定できれば、全国で実施することもできるだろう。