ソフトバンクがメガソーラーの設置を全国展開しているが、北海道安平町で10月上旬に79,000キロワットを着工し、これが道内では同社の最初のものだという記事を読んでびっくりした。稼働は当初2014年度中を見込んでいたが、北海道電力との接続協議が遅れたことで15年度中にずれ込むとのこと。しかも、北海道内の白老町や八雲町でも計画しているが、北海道電力が受け入れを制限しており、計画見直しを迫られているとも知って、ソフトバンクですらこういう目に遭うのだから、他は推して知るべしかという感じ。計画立案にあたっては当然北海道電力と協議していたはずだが、北海道電力は後出しじゃんけんをしたようなものではないか。北海道で実際に稼動するメガソーラーは、申請認可された規模より大幅に削減されることになりそうだ。ソフトバンクなどが構想している風力発電向けの送電線新設増強プロジェクトも、政府の後押しがあってもうまく行かないかもしれない。
