効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

横浜スマートコミュニティー

昨日午後から引き続いて行われた横浜スマートコミュニティー設立1周年年記念セミナーに参加。昨日は横浜市関内にあるアプローズというレストランを借り切って午後3時からあり、続いて懇親交流会があった。みんな熱心に話したものだから終了予定が大幅に遅れ、体調的には限界に近かったが、現在この企業集団のプロジェクト進行がよく分かって満足した。今日はパシフィコ横浜で午前10時から。大きなIT関連展示会が開催されていたためそれに参加する宿泊者のため、無料バスがホテルから出ていたのを利用できたのは有り難かった。20分ほどで到着。予定では16時半終了だったが、奈良まで帰るのが遅くなるのはこたえるので、15時半頃には失礼した。
前にもここで書いたことがあるが、エネルギー効率が高く、住みご心地も良いスマートハウス、さらには、スマートコミュニティーの実現に向けて企業が手弁当で集まっている。最初一昨年に福岡でのスマートハウス実証から始まった横浜スマートコミュニティー・プロジェクトは、これから長崎のグリーンプロジェクトに進展する。その企業集団の数も、10数社だったのがいまでは70社近くになっている。企業集団だから伊達や酔狂で参加を続けているわけではない。手弁当に必要なコストを上回るメリットが得られるからだ。それを社内でもきっちり納得させるだけの成果を企業毎に出していることは確実だ。法人格を得てはいないので、任意団体としての活動であるのも面白い。参加企業の担当者が、自分のしたいことができ、それが企業の目的に合致し、さらには社会に貢献すると確信納得しているからこのプロジェクトが予想以上のテンポで拡大しているのだと思う。このような事例は世界でも珍しいだろう。最近海外からも参加の打診が入ったともいう。官が進めている各地のスマートエネルギー関係実証プロジェクトは技術実証に終始するが、この横浜スマートコミュニティーは、自然との共存融合できるコミュニティーを作るための技術を、異業者がそれぞれ得意なものを持ち寄って開発しようとしている。そのコミュニティーに住む人が幸せになるような場所作り、自然と人間が融和する社会というのは漠然とした目標ではあるが、その人を中心に据えた方向を共有する企業集団が日本に育っているのは誇って良いものだと思う。