効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車充電

日産自動車住友商事JX日鉱日石エネルギーが共同で電気自動車(EV)の急速充電設備を2020年までに4千カ所に増やすと発表している。国内には現在ガソリンステーションが4万カ所ほどあるが、充電拠点がその1割を超えることになるそうだ。8年先が目標とはちょっと時間がかかるのだなと思ったのだが、証券市場も同様の感じを持ったようで、JXなどの株価が上がるのではなく下がっているようだ。あまりに長期間かかるので、EVの普及が遅々として進まないと受け止める投資筋が多く,売られたとのこと。充電設備の設置で中心になるのが日産、住商昭和シェル石油NECが出資するジャパンチャージネットワーク(JCN)。JCNはこれまで普及促進のために充電を無償で提供していたが10月からは有料に切り替え、専用決済カードで1回420円から受電サービスを提供するという。以前にこのブログで、充電を電気量でチャージすれば、電気事業法に抵触するのではないかという疑問を出したことがある。ここでそれへの回答を確認したことになる、これは電気の販売ではなく、充電サービスの提供への対価だ。おそらく一回当たりの基本サービス料に、充電のための電気消費量での代金を加えるのではなく、充電時間でサービス料を貰うのだろう。ここで使われる電気は、充電ステーションの自家消費となる。電気の販売とは見なされないようにしている。急速モードでも充電時間は30分ほどと言われているが、それを退屈させないで過ごせるビジネスも始まるだろうと思う。
昨日東京で開かれた会合に出席して一泊し、午前に横浜スマートコミュニティー・プロジェクトの進展をプロジェクトの代表から教えて貰ってから奈良に帰ってきた。充実した2日間だったが、さすがに疲れた。