効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良市のゴミ処理設備

今日の奈良新聞一面トップに、奈良市の環境清美工場(ゴミ処理場)の移転先が地域住民の大反対で非常に難しくなっていると報じている。この問題は以前にも書いたことがあるように、既存の設備存続をその周辺住民に納得して貰う方が早い解決ができるのではないか。昔はこのゴミ処理設備しかなかったところに団地や分譲地ができて、ダイオキシン問題が発生した当時、奈良市が新住民の反対に沿って移転を約束していたものだ。既存設備周辺にスペースは少ないものの、設備増強することは可能だろうし、それによって何らかのメリットが周辺にでるような知恵はないだろうか。今はゴミ焼却の熱を使って温水プールを運営し、奈良市民が使えるようになっている。ゴミ焼却による熱で発電をして、周辺の一定区域の電気料金を少し安くするなどは考えられる。この時に難しいのは生ゴミの焼却だ。だから家庭からの生ゴミをできるだけ少なくするような制度や技術の開発をし、バイオガス発電を導入できないだろうか。発電についてもここで述べたこともあるバイナリー発電(オーガニックランキンサイクル)を行うようにすれば、既存の設備を一部利用することも可能だろう。ゴミ処理車が走るコースが変わるだけでもいろいろな影響も出る。誰かが問題の一部を負担しなければならないことに変わりはないのだが、現在健康被害などが出ていなければ、今のままで良いような気がする。無責任な言い方かもしれないが。