効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

国産ペレットストーブ

北海道の地域ニュースから知ったことだが、コープさっぽろが中心になって、木くずなどを圧縮した燃料「木質ペレット」の利用拡大に向けて、2013年にもペレットストーブ製造会社を設立しようとしている。個人や企業など幅広く出資を求めるということで、市民風力発電所の資金調達とよく似たものなのかもしれない。国産技術が十分には育っていないために、技術力の高い欧州メーカーの技術協力を支えに、一台20万円程度で販売できる国産ストーブを製造する方針だという。年に数百台の生産を目指しているというが、北海道、東北地域の暖房需要対応としてうまく進展して欲しいものだ。木質ペレットの国産ストーブは家庭用で30万円ほどする。欧州からの輸入品もあるが、4〜50万円はする。ペレットストーブの場合、ユニットコストだけではなく、設置コストもかかる。既に灯油を使った大型ストーブを使う家庭が多い北海道であれば、煙突も既にあるだろうからこの設置コストもあまりかからないだろう。課題は北海道や東北に、木質ペレットを製造する企業があるかどうかだ。遠くのものを仕入れると流通コストが馬鹿にならない。ペレット製造も一緒にして考える必要があるのだろう。奈良の家庭でこのストーブを使いこなすのはちょっと難しいかもしれないが、どのような仕様になるかを具体的に知りたいものだ。