効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

市民による太陽光発電所スタート

土曜日というのに早めに寝床を離れてあるセレモニーに参加すべく家を出た。奈良で活動している「サークルおてんとさん」が、国の補助金などに一般市民からの寄付金を加えて、大和郡山にあるあすなら保育園の屋根に設置した10キロワット太陽光発電の点灯式に招かれたからだ。自分も貧者の一灯を寄付している。このプロジェクトを支持している人たちと県や市の関係者が30人ほど集まって、10時から式典。会場は新設された保育園のホールで行われたが、ここの理事長のこだわりと熱意で、内装は床も含めて吉野の檜が張り詰められている。児童ははだしで歩き回る。365日保育を実施しているそうだが、全国的にも珍しいのではないだろうか。
点灯式には保育園の園児10人くらいと保母さんが加わって、腹話術での地球温暖化に関する説明のあと、ボタンを押すことになっていた。あいにく曇り空なので発電量が多くない。そのためか4〜5歳の子供がボタンを押したが電球がつかなかった。担当の人が、電球を小さな容量のものに取り替えたらやっと光ってくれた。太陽がなければ使えないということをはからずも体験することとなったわけだ。
いま東日本は電力不足が深刻だ。全国から寄付を集めて保育園とか小学校とかに太陽光を設置するプロジェクトを始められないだろうか。ただ、来年から発電された電力の全量買い取りが始まるために国の補助金が出なくなるので、必要資金が大きくなってしまうのが障壁になるかもしれない。しかし、教育効果も発電容量のわずかとはいえ押し上げもできるのだから、どこかの組織が始めないかしら。おまえがやれと言われると困るが、