効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

現場の人への配慮がほしい

東京電力福島原発Iのトラブルを取りあえず落ち着かせるのに数ヶ月はかかりそうな様子だ。その間多くの人がいろいろな処理のために放射線量が高いところへ近づかざるを得ない。この人たちが放射線の高度照射で健康を害さないような配慮が、全体の指揮を執る人に求められる。しかし、報道によれば、高い放射線を出す水が海に漏れている現場へ写真を撮りに行った人が、限界を超える放射線を浴びたそうだ。撮影に30分かけたというのは無謀だと思う。もっと短時間で済ませなかったのだろうか。撮影している本人はおそらく時間を忘れていたに違いない。行けと指示した人が本人に全てを任してしまったのだろうか。
原子炉本体と違って、電線を引き回すための坑道などの壁は、耐震設計が十分なされているとは思えない。だからひびが複数箇所あって、高度に汚染された水が別のところから地下水や海水に漏れ出す可能性はある。これに全部防護服だけの人が接近して対応していては堪ったものではない。何か工夫ができないものか。素人考えだが、放射線を防ぐことができる鉛の板を箱状に組み立てて車輪を付ける。クレーン車や電気自動車を改造しても良い。鉛ガラスも放射線を防ぐ能力はあるので小さな窓は作れる。明日の作業に間に合うものではないが、これからかなり長期対応が予測されるから、ロボット以外に、多少の時間なら放射線が強いところでも人間が作業できるクレーン車的なものを製作できないだろうか。中に入る人は酸素ボンベを背負って入る。外気を入れると放射能汚染が起きてしまうから、密閉した構造でないといけない。これから暑くなるから、空調は必要。西日本でこのようなものを製作する企業はないかしら。現場ではすでに検討されているかも知れないが。