効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

デジタルテレビが見やすくなった

昨日自宅で契約しているケーブルテレビの会社から予定の時間に作業員が訪問してくれた。テレビ自体は昨年早くに壊れたために買い換えて液晶画面のデジタルテレビになっていたのだが、ケーブルテレビのコンバーターがアナログ用だったために、チャンネルの切替がそれではできず、電源を入れるのはコンバーターからだが、チャンネルはテレビ側だし、ケーブルテレビのプログラムを選択するのにも不自由していた。今年の7月にはアナログテレビ放送がなくなるというので、あまり近くになって調整に来て貰うのに時間がかかってもいけないと思って申し込んでデジタル契約にしたのだった。デジタルのプログラムは希望すればチャネル数が非常に多い。しかし、我が家はミニマムの契約。どうせニュースが中心になっているのだから。各部屋にもテレビの端子があるために、二階の天井裏にブースターがあるのだが、それの取り替えも必要で、少し時間がかかったものの1時間ほどで作業が終わって、ケーブル端末から全ての操作ができるようになった。そしていままで見ることのできなかったBSデジタル番組も出るようになって大満足。
デジタル放送への完全移行を米国では2回も延期しているそうだ。当初は2006年12月に地デジ移行をする予定だったのだが、普及率が85%に達しなかったためにアナログを残すことにした。2009年6月に地デジ移行を果たして、地デジ対応チューナーを安く購入できるようにしたが、申し込みが殺到したために対応できず、再度延期に踏み切ったとのこと。全世帯の2.5%に相当する約280万世帯が「地デジ難民」として取り残されている。10年末に移行予定だった韓国も、普及率が延びずに12年末までに延期することを決めている。日本でも同じことが起きる可能性はある。
地デジ対応チューナーを買う人が多い米国では、そのチューナーによって電力消費が増えてしまい、電力供給に支障を来す地域もあるという。これまでのアナログテレビの効率が悪いのに加えて、それに附属させるチューナーの電力が加わるから、供給能力に問題がある米国では深刻な話になっている。日本でもこれからチューナーを安く売る方向に行くだろうが、それがエネルギー消費を上げるくことには留意しておく必要があるだろう。