効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

GPS人工衛星の打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業は11日午後8時17分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から日本の主力ロケット「H2A」18号機を打ち上げた。搭載した日本版測位衛星(準天頂衛星)の「みちびき」を28分後に分離し、打ち上げは成功した。カーナビゲーションシステムなどの位置精度を10倍以上高められる日本版全地球測位システム(GPS)の構築に向け一歩を踏み出した。日経新聞の一面にある記事の出だしだ。この衛星は、この間かなり遅れながらも地球に帰還した「はやぶさ」とは違って、実用的な目的がはっきりしているだけに地味な感じもするが、自分の位置情報を知る精度が高くなるというのは貴重なものとなる。自分がいま使っている携帯電話でもGPSを使うことができるから、身近な存在でありながら縁の下の力持ちという存在なのかもしれない。
この打ち上げが成功したことは、宇宙衛星の打ち上げ事業の信頼感を大きく高めたはず。日本のロケット打ち上げコストは他の国に比べて高いといわれるが、確実に打ち上げられる確率が高ければ、保険料などを考慮すればこれから打ち上げ依頼が増え始めるかもしれない。円高は足を引っ張る要素であることは確かだが、宇宙事業として新しい展開の時期に入ったことを喜びたい。
いつもなら日曜日の午前中はテニスに出かけるのだが、今週16日に九州工業大学で依頼されているスマートグリッドに関する特別講義の資料を準備するのに充てた。午後からは相変わらず強烈な暑さだったが、身体を動かさずにいるのが嫌になって3時頃からコートに出かけた。ほとんどラリーの練習をせずに試合をしたら、パートナーに申し訳ないほどミスばかり。しかし帰って呑んだビールは甘露だった。