効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

広島往復

今日は広島を往復した。広島市内でスマートグリッド関連のセミナーがあり、その講師として招かれたからだ。行く途中岡山に新幹線の列車が止まった。昔戦後のまだ混乱期に母の里である児島へ行くときに、蒸気機関車で引っ張られた鈍行列車で何とか確保できた座席を盗られないようにしながら長い時間をかけて旅をしたことを思い出した。その母も半月ほど前に95歳の天寿を全う。そのころ大阪から岡山まででかけるのにかかった時間をいまの若者達に想像させることも難しいだろう。世の中の移り変わりを見ていると、過去が跡形もなく消えていくなと感じた。
山陽新幹線独自設計のレールスター列車。座席が左右2列ずつ。何となく余裕を感じる。この列車にはアナウンスを全くしない静かな車両がある。行きはこれだったが、うっかり居眠りをしてはいけないと携帯電話の目覚ましをセットしたくらい。このようなサービスが山陽新幹線にしかないというのも不思議だ。また、東海道にはグリーン車を除いて左右とも2席の列車はない。大量輸送に徹しているのだが、いつまでそれを続けるのだろうか。3席の真ん中に座るのを避けようとする人は多いと思うが、もしこの座席配置を続けるとすれば、真ん中の席になったら割引をするくらいのことを考えたらどうかしら。東海道線を左右2席にすれば、一列車あたり運べる最大人数は減るが、重量が減るから車体構造を軽くできるので、エネルギー効率は良くなるかも。そのような検討をしたことはないのだろうか。