効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

LED時代の到来か

外食産業にLEDの導入が展開されるようだ。居酒屋わたみ、牛丼の吉野屋で店舗の照明にLEDが本格的に導入されると報じられている。吉野家は外部照明が主体なのかもしれないが、わたみは室内照明と厨房の全面に使用するらしい。当初は色に青味がつくので使えなかったのを、照明メーカーと研究して食品の見栄えを悪くしない色調を出せるようにしたとのこと。東京澁谷に第一号店として採用して、順次拡げていく計画。照明のみの電気使用量は95%削減されるそうだ。おそらく照明の熱が出ないから、空調負荷も下がるはず。電気使用量は全体で30%下がるというから大幅な効率化だ。業務時間も長いから、炭酸ガス排出量削減効果も大きくなるはず。イニシャルコストの増加分は1年以内に回収可能だとわたみでは試算している。これにはLED照明技術の進歩と、コスト削減が急速に進んだことが一番の要因だ。家庭用の60ワット電球型LEDが5千円程度に下がったことを以前に書いたのだが、現物をまだ見ていないので何とも言えないものの、意外によく売れる商品になるのではないか。ある報道によると、電球型でも下半分しか光らないから気分が異なるということだから、シャープの調光型のものが間もなく店頭に出るはずなのでチェックしてみよう。電球色がどれほど電球に近い色を出せるかが楽しみだ。また、吉野家のように外の看板などの照明に使うのは、色の選択にそれほど神経を使わなくても良いはずだ。これからLED照明独特の使い方も生まれるに違いない。たとえば一つの電球で色を切り替えることもできるからだ。個性的な照明がどれだけ出てくるか楽しみではある。しかもエネルギー消費は急減するし、耐久性も大きく向上するのだから素晴らしい。