効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

つま恋から新幹線で

今日半日、つま恋セミナーハウスでMD会の合宿が継続。朝早めに起きて散歩したが、緑の中にスポーツ施設が点在し、野外音楽堂のあったりしているなど、数日滞在するのに向いた感じの良いところだということが分かった。音楽祭には3万人が参加すると帰りのタクシーの運転手さんから聞いたが、なるほどと思う。
東京と大阪から一人ずつ発表。人間の脳の機能に関するものと、日本の直面する医療問題がテーマだった。それぞれに自分の知識の欠落部を補ってくれたし、参加者からの活発な意見交換は、久しぶりに充実感を与えてくれるものだった。
午後から後に残って軽いスポーツをして帰る人が多かったが、それに参加すると帰宅が遅くなるのでそのまま帰ることにした。大阪方面に帰る3人とタクシーで掛川駅までいったら、ちょうど新幹線のひかりが来たので、駅弁とビールを買って乗り込んだ。浜松で乗り換えの時に新幹線の高機能性とともに、その定時に走る安定性は世界にないものだという話をしはじめ、この全体システムを海外に売り込めれば良いのにというような話を3人でしていた。ベトナム、米国などに日本企業が応札して受け入れられる可能性も高いようだ。しかし、ハードの売り込みに成功しても、日本のように正確な定時運転が保証されるわけではないだろう。社会的な定時運行にたいする要請度、遅れに対する許容度は国によって異なるから、事故を起こさないシステムの売り込みはできたとしても、定時に走る事ができるという売り込みはなかなか難しいだろう。大都会で5分電車が遅れたら延着証明書が発行される国は日本だけだろうからだ。日本の定時運転は社会全体の合意として求められているからであって、そのような合意がない外国では、新幹線が輸出されたとしても、これほど厳密な定時運転を実現するには、運転手を含めた運行責任者に余程の意識付けをする必要があるだろう。日本からのサポートがなくなったとたんに、10分遅れても定時という結果になってしまうのではないだろうか、などと思いながら帰路についた。京都からの近鉄も時刻通り発車した。