効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ローソンが電気自動車蓄電池充電

ローソンが電気自動車用充電ができるところを東京と大阪に7カ所用意し、来年2月末までに神奈川県や名古屋周辺を含む25店舗にも設置するそうだ。一基が300万円くらいするはずだから、コンビニとしてこれを回収するのは商売ベースではなかなか難しいだろう。電力消費節減を行って温暖化対応に熱心なコンビニとしてイメージ広告とすれば案外安くついているのかもしれない。自社でも三菱電機のiMiEVEを数台購入して、業務上コンビニの各ショップを回るから、実用的に使うこともできるようだ。全国に4万2千店あるローソンのコンビニはガソリンスタンドの数に匹敵するそうだ。
この充電装置が増えると昼間に電気を沢山使うようになる。東京や大阪などの地区では、電気の需要がピークの時に充電が増えると電力会社は困るだろう。そうなれば、充電設備に対する電気供給の料金を特別に高くするかもしれない。それに応じて高い充電料金をとったとしても、ガソリン価格よりもはるかに安いだろうからべつに大きな問題とはならないかもしれない。充電がどのような事業として今後育つだろうか。投資を回収しようとすれば、充電価格が高くなるだろう。電気事業者以外でも電気を売ることができるようにはなるだろうから、その価格がいくらくらいになるか、これからのビジネス形態に興味がある。コンビニやショッピングセンターは、サービスの一環として無料充電をするかもしれない。いろいろな充電方式がしばらく入り乱れて、新しいビジネスが生まれるだろう。
だが、このような店舗で設置が展開するとすれば、燃料電池自動車用の水素充填ステーションの設置はもう無理ではないか。まず燃料電池自動車がまだ商品として登場していないのに加えて、水素の原料供給も考えなくてはならないのだから、電気自動車の販売動向次第では燃料電池自動車にはもう可能性がないのではないかとも思える。