効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Revision 2014

昨日に続いてイイノホールで開催された自然エネルギー財団の会合に出かけた。今日は一般参加者として。タイトルはRevision 2014ー「エネルギー大転換」と日本の進路。イイノホールの大会議室が満員だったから1000人ほどの人が来ていたのだろう。壇上からの発言だけでフロアーからの質問はなかったのが少し物足りなかったが、そえを受け入れたら収拾がつかない可能性もあったような気がする。これまでも欧米や中国が大量の再生可能エネルギーを受け入れていることはいろいろな資料で知ることはできていたが、それがどのようにして実現できたかはそれぞれに異なっている。海外の経過は参考になるが、日本への適用はそのままでは難しい。会場でも紹介があったが、今日日本のエネルギー計画政府案が発表された。原発への依存度を下げつつ、安全を確認した原発は再稼働する方針を打ち出したものの、原発比率の明記を見送ったほか、使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルもんじゅ福井県敦賀市)を含めて見直しを示唆している。一方今日の会合で期待された再生可能エネルギーの目標数値は結局示されず、ただ、「今後3年程度導入を最大限加速し、その後も積極的に推進していく」とも記したに止まっている。あまり意味がないし、欧米の進め方ともっとも異なる対応の仕方だろう。会合でも指摘されたが、中央政府ではなく、地域の動きや、地方自治体が示し始めた具体的目標数字が重要性を持つようになるだろう。