効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

調光ができるLED照明

東芝ライテックが、0〜100%の連続調光ができる高効率発光ダイオード(LED)ダウンライト4機種を新しく発売しました。私は当初LEDの調光は簡単にできると思っていたのですが、展示会場などで尋ねてみると制御が結構ややこしいのだという説明を受けていました。ところが、先月に米国で出席した会合でLED照明を展示していたメーカーに、調光するのは難しいのかと聞いたら、簡単だよという返事でした。おそらく米国市場の方が調光に対するニーズが大きいから、制御装置の開発が優先されたのでしょう。日本はまだ明るければよいという状況ですので、対応が遅れたのかもしれません。
今回の東芝ライテックの製品は白熱灯100ワット形器具に比べて消費電力が約6分の一、14.8ワットということですので、その削減量を発電所化石燃料消費量削減で換算すると、二酸化炭素の排出量を約84%抑えることができるのです。まだ値段は高くて効率重視タイプが4万8千円、演色性重視タイプで5万円といいますから、ちょっと試しに買うというわけには行きません。制御機器「FLコントルクスPD」と組み合わせて使う必要があるのですが、資料を調べてみると値段が34,800円とべらぼうです。複数のダウンライトを50基ほど(容量次第ですが)制御できるようですから、大きなホールのダウンライトなどに適しているのでしょう。
このような調光ができるもので、60〜80ワットのLEDライトで電球タイプのものができ、しかも調光装置が安く入手できるようになれば、試しに購入したいと思っています。