効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

秋を深めてくれた日本酒

奈良に春鹿という銘柄の日本酒があります。そこの蔵元が、日本酒にもいろいろあって、季節の食材によって楽しみ方があるということを広く知って貰う趣旨で、年4回地元でとれた旬の食材と日本酒を楽しむ会を開いておられます。昨夜がその秋会合でした。ご案内を受けて妻と二人で出かけました。ユニセフの活動にいつもこの蔵元からご支援をいただいているということもありますが、毎回趣向をこらした宴が楽しめるからです。メニューやお酒の内容から見ると破格に安い参加費であることも魅力です。
今回はレストランがPasoApasoという新大宮駅南すぐにあるカウンターとテーブルのある小ぶりのレストランで、和洋のおつまみのオンパレード的なメニューでした。それぞれ和風、洋風の調理をした秋刀魚、しいたけ、なすび、大和鶏などの他に、奈良の三輪山でとれるキノコ「はなびらたけ」もありました。このキノコはフランスの食材だそうですが、たまたま三輪山に繁殖しているのが発見されて、それを人工栽培することに成功した人も参加しておられて説明を受けられたのも面白かったです。普通は千メートルを越えるところにあるきのこなのですが、どうしたわけかそれより遙かに低い三輪山にあったのが不思議です。
お酒も5種類用意されていて、それと料理の相性をアンケートとして出しましたが、やはりまだ酔いが入っていない最初の段階の食材に対する感触が良かったですね。5つの日本酒の中に、零下という低温で210日熟成させたというのがありました。実にまろやかで癖がなく、ふくよかでのどごしの良いお酒です。アメリカの品評会で金賞を獲得したものだそうです。写りが悪いですが写真で紹介します。
ワインや焼酎、ビールなどに押されている日本酒の現状を何とか盛り返したいという気持ちもお世話いただいた蔵元の人たちから伝わってきました。日本酒を全国あちこち出かけては利き酒し回っている友人に知らせてやることにしました。
本来なら休日の今日が大学の出講日になっていましたので朝早く起きなければならなかったのですが、流石に寝床を離れづらかったです。快晴の一日だったのが救いでした。


秋刀魚の昆布しめとマリネ