効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

バナナがない

昨日家内に頼まれて食材を買いに行きました。最初のお店でどこを探してもバナナがありませんでした。売り場が変わったのかと探し回った末に店員さんに尋ねると、今日は早くに売り切れてしまったのだそうです。毎日バナナを朝食の定番として食べているので、もう一つのお店まで20分も歩いて買いにいきました。そこでは、テレビで放送されたプログラムの影響でバナナの入荷が少なくなっていてお求めいただけませんという掲示が出ていました。少し前にあった納豆の売り切れと同じことだったのです。今はダイエット効果があるといえば日本中の人が試そうとするようになっています。おそらくバナナの流通は大混乱を起こしているでしょうし、たとえ入手できたとしても値段が大幅に上がっているかもしれません。バナナをあきらめて帰宅してネット情報を見ていましたら、バナナダイエットの本が70万部も売れて、台湾や韓国でも翻訳されて売れているそうです。
人は現在大切に守りたいと思っていることを簡単にできるという情報に、すぐ影響されるということが分かります。昨日のショッピングの前には、環境NPOの企画を作っている人たちに要請されてプログラム作りに参画していたのですが、地球温暖化のために個人がしていレベルでなすべきことを議論していました。バナナの例を見て思ったのですが、環境対応に向けた行動から自分に何か得になることが、あまり費用をかけないでできるという条件を設定して発信すれば、皆がその方向に向かって動くようになるかもしれません。格好が良いとか、健康に良いとか、考えればいろいろあるでしょう。強制ではなくて自発的にかつ積極的に動いて貰うには、何かご褒美が要るのです。それは、太陽光発電への補助金復活のようなものではないと思います。それが何かじっくり考えてみます。