効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

見直した日本

一昨日夕刻鳥取へ行く途中、大阪駅で新幹線の切符を予約すべく、駅に備え付けの時刻表を調べました。雨が降っていたため折りたたみの傘を持っていたのですが、駅構内では必要がないために折りたたんで手にもっていました。時刻表をめくるときにそれをテーブルに置いて、そのまま予約窓口に移動してしまったのです。それに気づいたのが鳥取行きの列車に乗ってからでした。幸い鳥取では雨が降っていなかったので助かったのですが、帰りに雨である確率が非常に高かったので、また新しく買う必要があるだろうと思っていました。ユニセフ支援に買ったもので、ユニセフのロゴが入っていますし、バッグにうまく入るのでお気に入りでした。
昨日午後大阪駅に着いたときには雨が降っていました。ひょっとして忘れ物として届けられているかもしれないと思って、遺失物係のところまで出向きました。雨のシーズンですから、誰か持って帰っていて出ては来ないだろうと思いながらでした。係の人から特徴を尋ねられ、ユニセフのマークが入った濃紺の折りたたみ傘だといったら、部屋の奥へ入ってすぐに持ってきてくれたではありませんか。まず届けて下さった方が居た、そして迅速にこの係に届けられていて、きちんと整理されていてすぐに取り出してくれた。感激しました。当たり前といえばそれまでですが、人の自転車を乗り逃げする今の風潮では期待できないと思っていたのです。
2ヶ月ほど前に英国から日本のエネルギー事情を調べに来た人と2日ほど一緒しました。奈良ホテルに泊まっていたのですが、朝会うと浮かぬ顔をしています。その前の晩奈良市内でバッグに入れていた財布を盗まれたというのです。すぐにクレジットカードを英国の秘書に連絡してキャンセルし、翌日には新しいカードを名古屋で受け取れる手配だったのですが、当面の支払いをするお金がないのです。幸い東京まで行けるだけのお金を財布に持っていましたので貸してあげました。視察に行く途中で奈良ホテルから電話がありました。警察から電話があって本人が出頭するようにとの連絡でした。これは7月8日の日記に書いたことの繰り返しです。
http://d.hatena.ne.jp/YSER/20080708
そのまま別れて警察でどうだったか分からないままでした。彼からも特に連絡がありませんでしたので、こちらから問い合わせはしませんでした。少し前に彼に貸してあげたお金相当分が私の口座に振り込まれました。その到着連絡をメールでしたところ、財布を誰かが届けてくれたのだと返事してくれました。それも、誰かが自分のバッグの中に入っていたのを見つけたのだそうです。どうも飲み屋かどこかで自分の隣に座っていた人のバッグに自分の財布を入れてしまったようです。彼は、そのまま手つかずに届けられたということを最初信じられなかったと書いていました。そしてこれが日本だと納得したと追記してあったのです。