効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

公園で思ったこと

暑くもなく寒くもなく、気持ちの良い晴天。仕事もあったがテニスを優先して午前中汗を流した。その帰り、テニスコートに隣接する公園を通ったら、沢山の親子がフリスビーをしたり、ジャングルジムを上ったりと本当に楽しそうだった。ここは芝生に立ち入り禁止の札がないのが良い。常時人が集まるわけでもないからか、結構緑が一杯だ。親子の姿を眺めていて、昔自分も子どもを連れて同じことをしていたなと思うと同時に、その頃には、今のように親を殺す子ども、訳もなく衝動的に人を殺す若者は居なかったなと思い始めた。何が若者の行動をそのように変えたのだろうか。
昔国際会議に出ているときに、食事の時にスウェーデンの人がいたので、スウェーデンは女性の就労率が高いそうですねと質問した。働きやすい環境が整っているからだ、という返事が来るかと思っていたら、子どもの世話をするために専業主婦に戻る人が増えているという言葉。びっくりした。子どもが幼い間は、母親が常時傍に居ることが大事だという意識が強くなっているということだった。
いま日本では、母親が働きやすいように保育園を充実するなどの施策、あるいは、共働きの場合、父親が妻を積極的に支援するようになど、女性の社会進出というよりも、妻も働くべしという雰囲気が強い。専業主婦は社会的に許されないような感じもする。だが、本当にそれで良いのだろうか。共稼ぎをしないと生活できない世帯については支援策が欠かせないとは思うが、夫の収入で十分生活できる妻も、子育てだけでは社会的に自立できないかのような理屈で仕事を始め、子育ては他人任せにしているケースも多いように感じる。
まず、夫の収入だけで生活ができるように、平均的給与を上げることが必要だろう。そして、子育ての終わった女性について、職場に復帰できる労務政策を拡大させ、その能力を活かすことを考えるべきだろう。子育ては片手間の仕事ではなく、将来健全な社会を支える人材を育てるという重要なものだと思う。
子どもが育つ環境が変わったのだと思ったことからのことだが、これにはきつい反論もあるだろう。しかし、保育園は母親の代わりにはならない。