効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

英国の技術と日本

今日は英国のTTP( http://www.ttp.com/ )という技術開発集団が作っている会社の英国人を、関西のある企業に連れて行った。この人は自分の得意としている技術分野について、自社開発の技術を商品化にまでもっていくのを委託する可能性がある企業に、現状や特徴を説明するために来日したものだ。以前に一度会ってはいたが、彼のプレゼンテーションを再度聞いてみて、面白いビジネスだなと思った。基本的な技術を開発し、それに興味を持つ企業から発注を受けて商品にまで持って行くのだが、この技術がTTP独自のものであるために、うまく行けば市場を独占することができるかもしれない。あるいは同じようなアプリケーションでもコストをかなり安くできる可能性もある。商品化はするが、それもプロトタイプまでだけで、後は発注した会社が実商品にしなければならない。TTPは自社に生産ラインをもってはいないのだ。
感じだけの話だが、英国には基本技術の開発に優れた大学が多い。ところが、それを商品化するのに関しては日本や米国に遅れをとっている。英国の基礎技術の種を日本の企業が取り込んで商品化できれば面白いだろう。TTPの関係を作ってくれた英国人が、英国の大学の技術開発情報を日本、特に関西に伝えて、商品化の足がかりを作ろうとするビジネスを始めようとしている。その情報の一部を日本語化するのを支援しているのだが、技術開発の最先端情報だけに、文章の意味するところを解釈するのに四苦八苦する。今日のTTPの人の話を聞いていて、なるほどそういうことかと思うことが幾つかあった。これからしばらく技術情報を理解するための情報収集をしなければなるまい。エネルギー消費が少ない技術も多く含まれているので、読んでいて楽しく支援のしがいもある。